こんにちは。KYOEN 講師の影山です。
先月 、仕事で広島へ行ってきました。
約2年ぶりの 広島。 夕方に 市内に入り、日暮れまで 少し時間があったので
ふと思い立ち、路面電車に乗って「平和記念公園」へ向かいました。
普段出張で地方へ行っても、研修先とホテルとの往復のみで
夕食 以外はどこかへ行くということがなかなかないという私なのですが、
その日はなぜかすっと体が動いて、ホテルに荷物を置くとすぐに
出かけている自分がいました。
インバウンドの訪問先のデータによると
欧米からの観光客の人気の訪問地に広島 が入っています。
そのデータにも表れている通り、公園周辺には
肌や髪、目の色の違う様々な国の外国人の方々が訪れておられ、
対岸の川沿いのベンチに佇みながら、原爆ドームを見つめるカップル、
慰霊碑に向かい静かに祈りを捧げる親子など
どの人も一様にただ静かに一点を見つめ、今、この平和な時間のありがたさを
かみしめるようにその場に身を置く姿が、とても印象的に感じられました。
私も公園内をゆっくり歩きながら、
そこに流れる深~く落ち着いた空気や、夕暮れ時の優しい風を感じながら
一切の隔たりのない不思議な空気を自分の肌で感じていました。
今回、私が伺った 研修先でのテーマは「アンコンシャス バイアス」。
日本語では、”無意識の偏見や認知の歪み”といわれるものです 。
例え国籍や言語が違っていても、全ての人が本当の意味で 同じ目的に向かう時
互いの関係性の中には、自然と理解・尊重の態度が生まれる。
広島での、このひとつになった空気の中で、
自分自身「多様性のあり方の真髄とは、こういうことなのだろう・・・」と
改めて深く感じることのできた、貴重な経験でした。