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秋の夜長に想うこと

嘗てある本に、作詞家でエッセイストでもあった
安井かずみさんが
『歳を重ねることはaging・・
つまり、ワインでいえば熟成すること
芳醇な味わいのワインになること』
と書かれていました。

私が大切にしている言葉の一つです。

齢(よわい)を重ねることで
深めることができる世界があり、
時を経ることで
豊かになるものがあるように思います。

あれもこれもではなく
培ってきたものを、
積み重ねてきたものを、
そぎ落としながら
ひとつの流れに絞る。
そこに渾身の想いをこめて。

絞り切った流れを以って
支えていく・・。
仄かに照らす灯りの如く・・。

これからも
ただひたすらに
ひたむきに・・。

最近の私のGood & Newなお話

こんにちは。足立明美です。
最近の私のGood &New なお話

撮影は8月30日の夜明け前

私は、以前から早起きスタイルなのですが、
朝の時間をもっと有効活用しようと思い立ち、
2カ月前からZOOMによる「あさヨガ15」…に参加しています。
かわぐちきょうこさんが
シンガポールから平日の朝6時45分からヨガを配信されています。

あさヨガに加え

KYOENの代表林田(なおさん)のOKサロン『&More』も
8月30日から参加しています。

今回はOKサロン『&More』からの学びについてお話します。
OKサロン『&More』は「OKなお」が主宰する大人の遊び場・学び場です。
メンバー同士で「語り合い・学び合い・パクり愛」を実践する場
この場で必要なものは…
「もっと楽しく!もっと笑顔で!もっと成長!」という気持ちだけです。
『まぁるいコタツ』に入りに来てください。今はこたつはいらんけど(笑)

ということで、朝6時~リアルタイム参加をしました。
その日のテーマは、8月30日 しあわせの見つけ方 第11通

外科医x免疫学者x漢方医の新見正則先生の新著『しあわせの見つけ方』

自然体で生きるお手本が示されている、お勧めしたい一冊です。
その娘さんへのお手紙を1通ずつ読んでいきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
第11通 ちょっと人に迷惑をかけながら生きよう
今日のテーマは、これまで「人に迷惑をかけてはいけない!」と教えられ、そのように生きてきた人には少しショックなお話しかもしれません。
新見先生曰く、「人に迷惑をかけてはいけない」というのは正しいことだけれど、その思いが強くなりすぎると人の迷惑を許せる許容範囲がどんどん狭くなるのです。
「ちょっと」迷惑をかけて生きる…自分では迷惑をかけていないつもりでも相手からしたら迷惑に感じるかもしれない。自分も人に何らかの迷惑をかけている…という認識を持っていれば人の迷惑にも寛容になれるのです。
私たちは生きていくうえで必ず他者の助けが必要です。そんな時に遠慮なく「助けて!」と言えることも大切なことです。「人に迷惑をかけてはいけない」という思いが強いと、そんな「助けて!」の言葉も出にくいのです。上手に人に迷惑をかけながら助けてもらって生きると楽なんです。
『お互いさま』という美しい日本語もこんな時に使えますね。

音声アーカイブからお聴きください
https://drive.google.com/file/d/1afC8T9eMhmwwqSZUp55_LJ185ziZfGk9/view?usp=sharing

私が住んでいるところは、7階建ての100件長屋
其々の家から生活の纏わる様々な音、声、匂いがします。
朝からベーコンエッグを焼く匂い、夕飯のカレーや魚を焼く匂い
赤ちゃんの泣き声、子どもの笑い声、おっちゃんの咳こみ、犬の鳴き声etc

お腹が空いているときは「あ~いい匂いだな」と思うし
既にお腹が満たされているときは「もう、食べ物の匂いはいらない」と思うし
子ども泣き声や元気のいい声を聞くと、「元気で大きくなってね」と思うし
でも気分がよくないときは「やかましいなぁ。いつまで泣かせているの!」と思うし

私は、その時の受け止め方次第で全く逆の感情が現れます。
楽しい~ うれしい~ ありがとう 助かった 等の
いい感情表現は聞いた私もとてもいい気分になれます。
逆に、怒りの感情だったり、 ○○○○すべきでしょ とか、常識的には○○ですよ
と聞くと、ちょっと嫌な気持ちになります。

交流分析によると
それは、私たちの心の中に5人家族(CPさん・NPさん・Aさん・FCちゃん・ACちゃん)
が住んでいて
CP:厳しいお父さんの気持ちになったり、NP:やさしいお母さんの気持ちになったり
A:冷静に考える成人の気持ちになったり、FC:素直に感情表現をする子どもの気持ちになったり
AC:他人の事が気になる子どもの気持ちになったり
その時々で、いろんな顔を出しています。
そんな色んな感情をもっているけど、受け止め方次第で全く逆の捉え方もできます。
交流分析を用いた感情のコントロール方法は、
KYOENのセミナーやコミュニケーション研修でも取り入れていますので
興味のある方は、是非お声がけください。

今日のOKサロン『&More』からの学びは
「ちょっと迷惑をかけよう」という気持ちも大切
迷惑かけたり、頼ったり、そして逆の時は、受け止めてあげる「こころの柔軟性」を養っていきたいと思いました。
いくつになっても日々、勉強ですね。

「かつて来た道・やがて往く道」
老後 やがて誰にでも、もれなくついていきます。
みんなが少しNPの気持ちをだして「あたたくうけとる」ことで
少しでも、安心して住める世の中になりますように

そして、私は「心根のかわいい人」を目指します。

最高に贅沢な暮らし

こんにちは。
肩書きを聞かれると困ってしまう下村知範(ともき)です。

最近、一期一会にかけて、古典哲学の言葉から知恵を学ぶ発信を始めました。

宗教、哲学、文学、芸術など幅広く先人たちの知恵から
学ぶキッカケづくりができればと思っております。
Instagramですので是非フォローよろしくお願いします🙏

フォローだけじゃなくいいね!とか、ちゃんと反応してくださいね(笑)

Instagramはこちら

 

さて、突然ですが
あなたの贅沢って一体なんでしょうか?

高級な料理を食べること?

旅行で好きな場所へ行くこと?

買い物で高価な商品を買うこと?

クラブを飲み歩くこと?

それとも、何にもしないこと?

「贅沢」と聞くと、お金や時間をたくさん使うことを
真っ先に思い浮かべてしまいませんか?

僕は、本当の贅沢とは質素な中にこそあるのではないかと思うのです。

何気ない今日の1日を振り返って書き出してみました。

①4時半に起きて読書したり、考えをノートに書き出したり、PC作業をしたり
②6時から30分ほど散歩
③7時に畑へ行って夏野菜の畝の片付け作業
④8時に山の麓の湧き水を飲んでお堂でお勤め、座禅
⑤9時半頃に帰宅して植物の水やり、仏壇で線香をあげる
⑥シャワーをして10時過ぎからPC作業
⑦昼前に収穫した野菜を使って料理をして昼食
⑧14時から打ち合わせに出かける
⑨夕方に2件目のアポを済ませて帰宅
⑩7時ごろに家族と夕食
⑪PC作業をしたり、だんらんしたり、読書したりして10時には就寝

なかなか質素でしょ?笑

特に変わったことやお金をたくさんかけるようなことはしないのですが
一瞬一瞬がとても充実していてその時を味わっています。

不思議と早朝に考えていたことが
その日会った人との会話の内容とリンクすることは日常茶飯事。

また、仕事時間が短くても、適度に体を動かした後は集中力がアップして
効率よく作業することができます。

特に大きな望みはないけれど
このような日々を過ごせることがとてもありがたくて
「いつもありがとうございます」の気持ちで
お堂や仏壇で手を合わせています。

これが、僕にとっては最高に贅沢な過ごし方なのです。

真の贅沢は質素の中にあるのではないでしょうか。

合理的に手間を省いて何かを得るのではなく
あえて手間をかけるところに真の贅沢があるのではないでしょうか。

ぜひ、あなたも自分にとっての本当の贅沢ってなんだろう?
と問いかけてみてください。身近な贅沢に気がつけるはず。

40cm違いの運命

こんにちは、KYOEN代表理事の林田です。
私が今ここにいる幸運を聞いてください。

私の父は78年前の昭和20年8月9日、長崎で被爆しました。

大正15年生まれの父は、当時20歳。

同世代の若者が戦地へ駆り出されている中、父は肋膜を患っていたため徴兵検査は丙種合格。
※丙種合格:身体上極めて欠陥の多い者で現役には適さない(ウィキペディア)

肋膜の治療のため病院通いをしており、8月9日の朝は長崎市内の病院の待合室にいました。

原爆が落ちたその瞬間、窓際に立っていた父は爆風で吹き飛ばされ気を失います。

気が付くとさっきまで立っていたところは天井が崩れがれきの山。
立つ位置が40cm横にずれていたら吹き飛ばされることなく下敷きになっていました。
身体にはガラスの破片が無数に刺さっていたという事です。

でも父の命は助かりました。

地獄絵図の中を諫早に向かう列車が動いている駅まで歩いたそうです。
その日のそれ以上の詳しい事は私は話を聞いていません。
どんな思いで歩いていたのか…今となっては知る由もありません。

しかし父は生きて帰りました。

もし、その瞬間に40cm内側にいたら父は助からなかった。
そして、私もここにいません。

『塞翁が馬』を地で行くようなこの事実を思い出すたびに、自分がわずか40cmの奇跡で生かされているという事実を深く考えます。

一方で、健康であったゆえに戦地に赴いた若者が多数いました。
そして多くの人々の命が奪われました。
この事実は決して忘れてはいけません。

78回目の終戦の日を迎え、自分が今生かされている幸せを感じるとともに、戦争のない平和な世界の実現にむけて自分ができることは何かを考えました。

平和のタネをまき散らす悠々たる水の流れです

これは私のアファーメーションフレーズ(人生のコンセプト)です。
穏やかな日常から国際親善までのあらゆる平和は良好な人間関係からもたらされます。

良好な人間関係を築くためのコミュニケーションを探求し、人に伝えていく

自分の使命として、コミュニケーションコーチという仕事を通して平和のタネまきをしていきたいと思っています。

「転機」と心の支え

こんにちは

KYOEN講師の影山恭子です。

 

前回、初めてブログ投稿させていただいたということもあり、

今回は私自身のことを少し皆さんに知っていただこうと思います。

私の好きな研修テーマは

人との関係がより深まったり、次の時代を担ってくれる人を応援する

そんなテーマが大好きです。

 

自分自身、幼少の頃から人見知りが強く

広く人とコミュニケーションを取ることが苦手だったこともあり、

「そんな自分を変えたい!」という思い強いから、自分の内面を見つめ

またコミュニケーションスキルを高めるということに関心がありました。

 

現在の講師業をする前は、30年近く企業に属していましたが

その時は主に教育やマネジメントの仕事を通じて

沢山の部下・後輩、仲間たちと接し、個々の成長に向かう変化や気づきなどから、

多くの影響を受け自分自身成長させていただいたと感じています。

 

40代半ばを過ぎて予期せず巡ってきた海外での経験は、

これまでの自分の枠を広げる大きな転機となり

今につながるきっかけとなっています。

 

「知らない」ということによる不安と自己保持は、

あらゆる人とのつながりや自分の可能性を閉ざしてしまう。

これは、この転機から私が学んだことです。

 

十分に外国語も話せない外国人の私に対して、海外の地で出会った方々は

とても温かく、皆親身に関わってくださった。そんな経験を通して、

「全く違う文化や習慣・価値観の中で育ってきた人同士であっても、

“違い”というバリアを取り払い知ろうとする意思さえ持てば、

本当は何の壁も隔たりもない」。

このことは、今の人に向き合うときの私の心の支えとなっています。

 

私の夢は

「国を越えた幅広い人材育成を通して、世界の平和に貢献する」ことです。

 

これからの未来を共に創っていってくれる仲間を

今後も私なりに支援してまいりたいとそう思います。

思考もメンタルも丸見え~の脳診断

こんにちは 研修講師の堂柿美保子です。

今日は我が家の愛犬モコのレポート記事をご紹介します。

今日のご紹介は、お母さんが
「B-Brain]という脳の診断を、受けたお話だよ~

 

診断してくれたのは
お母さんが講師として参加している
一般社団法人KYOEN(キョ―エン)の
代表理事 林田尚之(はやしだなおゆき)さん

(大丸百貨店で長くお勤めされていたんだって)

 

B-Brain テストは
脳科学に基づいて研究開発された画期的なテストで


脳の活用傾向を
数値化する診断テスト

だよ!

 

80問の簡単な質問に
深く考えないで、直感で答えていくんだ。

さまざまな質問に答える際に
脳の「多く使う部分」や「活用の仕方」
を数値化することで

「思考の特徴」や「メンタルの状態」
などが分析できるんだって!

 

お母さんの結果は

1.脳タイプ

左脳全体&右脳2次元優位タイプ

なんか難しい名前だね…
↓ ↓ ↓

 

一般的に

左脳は
言語や論理、計算や時間に
関連する大脳の領域。

右脳は
情緒や感性、視覚や音楽などに
関連する大脳の領域とされているけど…

お母さんは
特に右脳2次元の温情主義型の数値が高いね。

人の気持ちを察することが得意で
深い人間関係を構築できるんだって。

ビジネスコンサルというお仕事に
ピッタリで良かったね

脳の左右のバランスは
右脳が55%とわずかに優位。

おっさん脳じゃなかった

情報処理は相手を中心に捉え、詳細な情報処理を行う
2次元脳が64%

自分を中心に捉え、全体を俯瞰した情報処理を行う
3次元脳が36%

ここでも
相手を中心に捉える!
がでたけど…

今のお仕事をしているから数値が大きくなったのか?
もともと大きかったのか?

鶏が先か?卵が先か?
と、同じなのかなぁ~

 

2.脳活用度

理想値が70~80とされている
動物脳プラスは55

情緒や食欲など本能な脳の使い方は、やや低く、

理想値30以下とされる
動物脳マイナスは20

ストレスにも感情的にならず
冷静に対処できるって。

能動脳・受動脳のバランスは、能動脳が53%
収集した情報を元に行動する力がやや高い。

 

3.ストレス耐性

理想値が70以上の
ストレス耐性は79と高い!

ストレスに対する感情のコントロールレベルと
変化への適応度が強いんだって。

今の状態を維持するためにも、頑張り過ぎず、
適度な休息を取り入れたほうがいいそうだよ〜。

今日の記事は、モコのレポート記事で
お母さんがB-Brain テストを受けた結果の
思考もメンタルも大公開しちゃいました〜

 

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ありがとう

暑中お見舞い申し上げます。
足立明美です。

写真は滋賀県大津市坂本にある西教寺の風鈴です。
ひと時の涼しさをどうぞ。

いつも研修の始まりに
「最近、ご自身にあったGood&New (楽しい・うれしい・新たな経験)な出来事を聞かせてください」とお願いします。
そうると研修の雰囲気がふわーっと温まりリラックスした気分でいいスタートが出来ます。

そこで、今回のブログは私自身の「Good&New」のお話

物言わぬ息子からの優しい思いやりを感じてhappyな気持ちになりました。
それは昨日、頭痛薬を飲んでも効かない、
久々に起き上がれないほどの頭痛に見舞われ、
エアコンのない自室で一日中寝込んでいたら、
すーッと涼しい風が吹いてきました。

リビングから涼しい風を扇風機で送ってくれていました。
たったこれだけのことなのですが…
普段、寡黙な息子…「もうちょっとしゃべり!」と思うのですが、
あなたの優しい気持ち確かに受け取りました。 

by母より

畿央大学 キャリア入門セミナーの授業が最終回を迎えます

こんにちは。KYOEN講師の川北です。

畿央大学のキャリア入門セミナーの授業が
早いもので残すところ後1回となりました。

毎年学生には、チームを組んでプレゼンテーションをしてもらっていますが、
今年も様々な趣向を凝らしたプレゼンテーションをしてくれました。

高校生活の3年間をコロナ禍で過ごした人が多い中、
大勢の人の前で話すことも、大きな声で発表することも
初めての経験だった学生が大半だったかもしれません。

そのような中、それぞれのチームが本番までにしっかりと仕上げ、
堂々と発表してくれました。

発表までのプロセスを通して、
チーム力が高まり、一人ひとりの社会人基礎力も向上したことと思います。

上手くいったと喜ぶチームは、
成功体験として自信に繋げてほしいと思います。
また、もっとこうしておけばと悔やむチームも
振り返りを通して、今後の成長の糧にしてくれることを願います。

明日が最終回。
講師一同、気を引き締めて努めてまいります。

「天職」について

暑中お見舞い申し上げます。

荒木です。

「言うまいと 思えど今日の 暑さかな」
という俳句がありますが、毎日暑い日々が続いていますね。

さて、今日は「天職」について話したいと思います。

私は研修講師として自負していることがあります。
それは医療・福祉・介護のジャンルに多く事例を持ち、現場を熟知していることです。

研修講師歴24年。
研修の資料を作成しているとき
まだ見ぬ受講生に想いを馳せながら
ワクワク感が半端ではなく、本当に堪りません。
頭が沸いてこんばかりに、いろんな思いが次から次へと浮かぶのです。

研修講師は私の天職だと思う瞬間です。

プレッシャーを感じても
ストレスは全く感じません。
むしろプレッシャーを感じなくなったら
この仕事を辞めようと思っています。
緊張も然りです。
上がらなくなったら終わりだと思っています。

小心だったからこそ
臆病だったからこそ
不器用だったからこそ
愚直に
誠実に
歩んでくることができた道だと思っています。

齢73歳
生涯現役とは思っていませんが
仕事に対する情熱は未だ冷めやらずといった心境です。

随分前になりますが、テレビ番組の情熱大陸で
同年の舞台俳優、市村正親さんが
「人生は胸躍る旅の途中」とおっしゃっていました。

円熟味…
真の意味で理解できるようになった今日この頃です。
これからもさらなる高みを目指して丁寧に歩んで行こうと思っています。

インプットとアウトプットの順番

こんにちは。

最近、中国語の勉強にハマっている下村知範です。

漢詩をもっと味わいたいという願望に端を発し、また比較言語学について勉強しているうちに語学自体にも興味が湧いてきたこともあって、簡単な会話ぐらいはできたらと思い勉強を始めました。こんなに情報が溢れている世の中であれば、独学でも語学の勉強はある程度できるはずと踏んで、独学で何ヶ国語喋れるようになるのか実験中です(笑)。

英語と中国語、ドイツ語の勉強を始めたのですが、あれこれ手を出しすぎると中途半端になってしまうため、今は馴染みの深い漢字が特に面白いこともあり、まずは中国語に力を入れているところです。一年後、どのくらい成長できているのか楽しみです。

 

さて、ぼくは「人生は呼吸である」と考えています。

 

「さあ、まずは深呼吸をしてみましょう!」

鼻から大きく吸って、それから息を吐きませんでしたか?

僕はその順番、逆だと思っているんですよね。まず吐くことから始めるのが正しい順序です。「呼吸」という字から見ても、「呼」すなわち「吐く息」が先にあります。

呼吸について考えるようになったキッカケは、小さい頃から二十代半ばまで持病の喘息に悩まされていたことにあります。発作が起きると呼吸がスムーズに出来ず非常にしんどくなります。特に息が吸えなくて辛いのですが、そんなとき、息を吸うことよりも吐くことに力を入れると、吸う息が自然と入ってきて少しは呼吸が楽になるのです。

人間、吸うことには力が入らず、吐くときにこそ力が込められるのだと得心しました。

スポーツや武道でも、力を込めるときには息を吐き、あるいは声に出しますよね。息を吸いながらサッカーのシュートや正拳突きで力を発揮できる人はいません。

つまり、内へ向けてではなく外へ向けて力を発揮できるような構造になっており、これはすべての生物に共通する本質でもあると思います。自然界のものは外側へ力を発揮することで繁殖し、子孫を残してきました。細胞分裂、植物の花や実、動物の行動、みんな外側へ向けて力を発揮し、結果として自分が得られる仕組みになっているのです。

ですから、得よう得ようと自分の内側へばかり意識を向けていると呼吸困難になってしまうわけです。「我の利」ばかりを追い求めると文字通り「ガリガリ(我利我利)」になってしまう。「他の利」へ意識を向けることで、自分のことは自然と「足り(他利)」てくるものなのです。

 

また、人間の命は「吐く」ことから始まっています。

赤ちゃんがお腹の中から出てきて産声をあげるとき、まず吐きます。その前に空気を吸う必要があるのですが、生まれた瞬間は息を吐いて鼻や口に溜まっている羊水を吐き出します。それから息を吸って産声をあげるのです。

自分の子供が産まれるとき、産婦人科で看護師の方に「どのように赤ちゃんを迎えたいですか?」と聞かれ、そんなの分からないので「生まれた瞬間に産声をあげるために息を吸う前、羊水をどのように吐き出すのか確認をしたいです」と答えました(笑)。笑われましたが、出産に立ち会ったとき、確かにこの目で確認することができました。考えた通り、人間の命はやはり「吐く」から始まったのです。

一方、死ぬときのことを「息を引き取る」と言います。人は死ぬ間際、そよ風が肺に入っていくようにスーッと息を吸って終えるのです。これは、臨終に立ち会った知人数人からも確認したと報告を受けているので間違いないでしょう。ただし、事故や病気で急死した際にはその限りではありません。

このように、人生は「吐く」に始まり、「吸う」で終えるのです。その順序が重要で、必ず「吐く=外向きの力=アウトプット」が先であることを忘れてはいけません。

 

ところで、僕は毎月、お寺で法要と勉強会をやっています。

ちなみに今月はこんな感じでした。

7月の勉強会の内容を見る⇀

勉強会は僕にとって良きアウトプットの場であり、それが毎月8日にあることで1ヶ月間の出来事はすべてアウトプットのためのインプット期間になっています。すると、どんなことでも身につくのが早いだけでなく、起こること全てが「ネタ」と化し、無難な日常を送るよりもトラブルがあった方が味があって面白く感じられるのです(笑)。

人生を通していかにネタをストックできるか。アウトプット前提で日々を過ごせば、全部まるごと楽しい出来事に一変します。

今はブログやYouTube、SNSなど、アウトプットできる機会が身近にいくらでもありますから、定期的なアウトプットの場を持つことをオススメします。人に教える前提で学習するのが一番効果が高いと言われている通りですね。

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