東京だよおっかさん!
こんにちは!
代表理事の林田尚之です。
私の母は、現在95歳です。
おかげさまで長崎・諫早で元気に暮らしています。
母の妹(私の叔母)が昨年、亡くなりました。
一人で暮らしていた彼女はいま、東京・新宿四谷のお寺で眠っています。
コロナ禍でもあり、遠方でもあったため、母はお葬式には行っていません。
キチンと供養できなかった心残りを払いたいと、母が思い立ちました。
そこで私がアテンドしての慰霊の旅を計画しました。
母と姉が朝一番の飛行機で、長崎空港から羽田に飛びます。
滋賀に住む私は、前日の晩から夜行バスで東京入り。
羽田空港でお迎えをしました。
普段は杖をつきながら歩いているのですが、空港の歩く距離はハンパなく、JALさんのご配慮で車椅子で出てきました。
機内でも本当によくしていただいた…と感激していました。
チャーター車で四谷のお寺に行き、お参りをしました。
毎朝、仏壇に唱えている仏説阿弥陀経をあげてから、お供えした諫早名物の破れ饅頭をいただきました。
その足で、皇居の横を通ってもらい、定番の二重橋をチラ見。
東京駅から新幹線で京都に向かいました。
「東京だよおっかさん!」
ミッション完了 笑
一日の移動距離は、約1,770㎞
2日目は、京都・滋賀の旅
父が生前、ガンの宣告を受けてから法名をいただきに来た『西本願寺』さんへお参りに。
そこから『平安神宮』⇒湯豆腐⇒『瀬田の唐橋』⇒亡き弟の家(東近江市)に行き仏壇でお参り⇒姪っこと夕食
「京滋だよおっかさん!」
ミッション完了 笑
3日目は、8月に誕生したひ孫(私の孫)の顔を見に…
の前に、朝早くから私のうちの草むしりに励んでいました 驚
ひ孫たちと昼食をゆっくりいただき、大阪へ。
父の弟の家(大阪市東住吉区)に寄って、伊丹空港から空路で長崎へ。
「ひ孫だよおっかさん!」
ミッション完了 笑
以前と比べて足が少し弱ったなと感じましたが、食欲は旺盛、口も達者です。
3日間じっくりと、いろんな話ができました。
相変わらず同じ話の繰り返しは多いけど、こっちも同じ話で返せば大丈夫だからね 笑
新しい話ももちろんありましたよ…
3日間、大変充実した供養の旅でした。
考えてみれば、95歳で九州から東京へ行こうと思い立ったのが、まず凄い。
ゆっくりしたスケジュールを提案したら、3日で帰る…ということで結構なツメツメ日程になりました。
恐るべし95歳!でした。
ありがとう早紀ちゃん
あらためてこのタフさの源を考えると、毎朝の墓参りだということは間違いありません。
毎朝、3000歩を歩いてお墓に行きます。
そして毎朝の墓参りを始めたきっかけは、身体が不自由で生まれてきた孫・早紀ちゃんのためのお祈りでした。
結局、早紀ちゃんはあまりにはやく旅立ちました。
しかし、母の毎朝の墓参りの習慣は残りました。
それが、延々と30年以上も続いているのです。
早紀ちゃんはとても短い人生だったけれど、私たちに残してくれたものはとても大きく、それはずっと続いているのです。
母の元気な姿を見るたびに早紀ちゃんには感謝しています。
ありがとうね…早紀ちゃん