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よりよい人材育成とは?

こんにちは。
チームKYOENの最年長、荒木真由美です。

 

さて、今年も入社、入職の季節がやってきましたね。

私は25年の講師歴の中で15年前より医療と介護に特化して研修講師をしていますがそこで感じることは、現場は人材の宝庫であるにもかかわらず、活かしきれていない現状があると…。

 

では、どのようにすればよりよい人材育成ができるのでしょうか。

人材を育てるとは、病気に例えれば、症状から病名を特定し、検査し、治療方針を立て治療するのと同じことだといえます。

まず、人材育成に対しどのような問題を抱えているか(症状把握)、そこからどのような人材を育成していきたいのか(治療方針)を明確にするプロセスあるのですが、方針を決める前に現状把握を丁寧することが前提にあります。

正直言って現状把握は結構面倒な作業であり、日々の業務に追われていると、ここで二の足を踏みたくなるのが当然の気持ちとして存在することは確かです。

そのような心境を踏まえたうえで、したくない理由や出来ない理由をアレコレ思い浮かべるのではなく、実践するために必要なことを、出来ることから始める方法や問題解決のヒントを得ていくことが大切だと思います。

 

昨年ある病院で副主任研修1ヶ月後、現場育成の実践状況検証のため、受講した20名の看護師全員にヒアリングと悩みに対するカウセリング要素を含んだ具体的アドバイスをいたしました。

それぞれの部署や立場で部下育成や家庭との両立に悩みながら、看護への思いを持って頑張っている姿がそこにはありました。彼女や彼らたちはどのような職場環境を望んでいるのか、そこにどの病院にも共通する人材育成の大きなヒントが隠されているように思いました。

医療現場で働くうちに、時として部署や同僚間の対人関係や目の前の業務に追われ、疲弊していく厳しい現実がありますが、初めからやる気が無い人などひとりも存在していないと強く感じました。

また最近の若い人の傾向として、どの業界においても目の前に起きる現実を受け入れる力が弱い傾向にあります。つまり専門分野の学習能力は結構高く成績も優秀で入職してくるけれど、対人力がやや低い人が増えていることも現実としてあります。

分かり易く言えばテクニカルスキルの知識は身につけてきているが、ヒューマンスキル(人間力)に少し難ありという人材なのです。

 

人材育成とは、そのような若い人を一日も早く一人前の社会人に育てていく作業があってのことだと思います。その若い人たちを受け入れる医療現場の職場環境はいかがでしょうか。残念ながら成熟した理想の職場には程遠いものが、そこにあることも否めません。

しかしながらその現実がダメなのではありません。
いい組織と言われるところが少ないことも前提条件とし、その現状での人材育成とはどのようなものなのかでいいのだと私は考えます。

 

そこで、どこにでもあるきれいごとの一般論ではなく、所属する病院の現状にあった形の人材育成法を見つけていただくお試し研修を4月に企画する予定です。

病院、施設の研修担当者、個人的に関心のある方、ホームページからお問い合わせいただければご相談に応じますので、お気軽にご連絡くださいませ。

笑顔のお手伝い

こんにちは。KYOEN講師の川北です。

 

私たちは毎日、幾通りもの役割をこなして生きています。

 

職業人としての役割-上司として部下として、先輩として後輩として。

 

家庭内での役割―親として子どもとして、兄妹として。

 

その他、地域での役割、仲間内での役割等など。

 

人生の時々で各役割の比重も変わりますが、

良くも悪くもそれぞれが互いに影響を与え合っています。

 

職場でのイライラをつい家庭に持ち込んでしまったり、

家庭での心配事が職場でも頭から離れなかったり、、、。

 

それぞれがネガティブな影響を及ぼし合うのではなく、

互いにポジティブな影響を与え合うよう

どの役割においてもご機嫌さんでいたいものです。

 

KYOENでは心理学の一つである交流分析(Transactional Analysis=TA)を用いて

自己理解を深め他者との交流を見直す という研修コンテンツがあります。

職場での人間関係や顧客との信頼関係構築、指導育成等にも広く活用できる内容です。

 

自分を見つめ直し受容することは、

自分の内面を整え、他者との関係を見直す上でも非常に効果的です。

 

現在、「社会福祉法人 八起会」様にて、

交流分析を活用した「子育ち支援講座」を実施させていただいています。

子育て中の職員の方を対象に、親として子どもとの向き合い方や

パートナーとの向き合い方=家庭人としての自分を見つめ直す内容です。

 

家庭での笑顔が職場に広がり地域に広がる。

そして、社会全体に広がっていく。

 

そんな好循環が生まれるよう

一人でも多くの方がそれぞれの役割をご機嫌さんで過ごせる

笑顔のお手伝いができればと思っています。

いただきますに5秒をかける…

こんにちは!
OKなお こと林田尚之です。

3年前に出会ったメンターがいます。
そのメンターからいろいろな習慣を教わりましたが、定着した習慣もあればなかなか続かないものもあります。

そんな私でも定着した習慣で、お薦めの習慣をご紹介します。
今年の年賀状でもご紹介しました。

それは
「いただきますに5秒をかける」
です。

いい習慣を身につける上で、回数が多いことや時間が長いコトが自分の人生に与えるインパクトは強いといわれています。
いただきますは食事の度に行う行為ですから、これを習慣化できたことは私にとって大きいものでした。

小学生の時の給食やお弁当の時間、全員で手を合わせていただきますと言いましたよね。
それがいつの間にか大人になってやらなくなった。
でも、この行動を改めてやってみると、とても良いものなのです。

感謝することが大きくは3つ、それを5秒かけて思いを馳せます。

まず、ひとつ目。
食材そのものに対して、動物であれ植物であれ、あなたの命をいただきます、という感謝。

つぎに、それを育て収穫してくれた農家や畜産業の方、それら食材を運んでくれた方やそれを販売してくれた方々、そして料理を準備してくれた人への感謝。

そして、3つ目。
美味しく食べられる自分の身体・健康と、ゆっくりと食事がとれるこの環境にも感謝します。
歯が痛いとおいしく食べられませんし、そもそも体調が悪いと味わうこともできません。
美味しく食べられるのは、自分の身体が健康であるおかげですよね。

わずか5秒ですが、実際に手を合わせると意外と長いです。
毎回やる事で、感謝するという行為が習慣化されます。

そうすると、普段から、素直な気持ちでありがとう!と言えるようになります。

外で食事をする時もモチロン手を合わせます。
すると同席した方は、チョッとビックリされます。
それがまた、面白かったりします。

形から入ってもいいと思います。
みなさんもやってみてはいかがでしょう?

「いただきますに5秒をかける」
すぐに始められるお薦めの習慣です。

2022年 3つの嬉しいニュース

明けましておめでとうございます。

2022年1月22日に一般社団法人KYOENが誕生し、1年が経とうとしています。
昨年度の活動を振り返り、3つの嬉しいニュースをご紹介します。

1つ目は、
厚生労働省えるぼし認定
「女性の活躍推進に関する取組の実施状況が優良な企業」として、
「社会福祉法人 八起会」様が滋賀県の介護業界初認定されたこと

2つ目は、
施設内のマナー向上を目指し、
施設内スタッフ(マナーリーダー)が積極的に行動を変える力が形となったこと。

3つ目は、
コロナ禍であっても人材育成が大切と、新しい研修にチャレンジし始めた施設長の意気込みが
施設内研修委員会に伝わり長期での育成企画が始まったこと。

研修は実施した後にどのように仕事に反映されたか、なかなか効果が目に見えにくいものですが、
上記にあげた3つは確実に見える形になりました。

1つ目のえるぼし認定は、
女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画の策定・届出を行った企業が、
「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」の
5つの評価項目に応じ3段階で評価されるものです。
ただ、システムを作るだけではなく機能させていくことが大切です。

「採用」「継続就業」…働き甲斐、ここで働き続けたいと思える職場環境づくりと共に、
一緒に働きたいと思える魅力のある人材の育成

「労働時間等の働き方」…単なる制度つくりや数値目標を満たすことだけでなく、
職員が仕事の効率化を図るために自ら考え行動できる職員を育成する

「管理職比率」「多様なキャリアコース」…管理職候補となる女性を見出し、
管理職になる前に丁寧に育成をすることで管理職に対する不安を取り払い、
チャレンジしたいという気持ちを育てる

このような人材育成をコンサルと研修を通じてお手伝いしてきました。

2023年は、
福祉や介護に携わる方々が、誇りをもって働ける環境づくりのお手伝いを広げていきます。

そこで、私たち一般社団法人KYOENの活動や講師を知っていただくために、
『お試し研修』の開催を予定しております。

研修の開催日につきましては随時ホームページにてご案内いたします。
ご興味のある方は、ホームページのお問い合わせよりご応募をお願いいたします。

それでは本年もKYOENをよろしくお願い申し上げます。

天職

こんにちは。荒木です。

今年も残すところ5日となりましたが、
皆様お忙しく過ごしていらっしゃることと存じます。

さて、今日は「天職」について話したいと思います。

私は研修講師として自負していることがあります。
それは医療・福祉・介護のジャンルに多く事例を持ち、
現場を熟知していることです。

研修講師歴22年。
研修の資料を作成しているとき
まだ見ぬ受講生に想いを馳せながら
ワクワク感が半端ではなく、本当に堪りません。
頭が沸いてこんばかりに、いろんな思いが次から次へと浮かぶのです。

研修講師は私の天職だと思う瞬間です。

プレッシャーを感じても
ストレスは全く感じません。
むしろプレッシャーを感じなくなったら
この仕事を辞めようと思っています。
緊張も然りです。
上がらなくなったら終わりだと思っています。

小心だったからこそ
臆病だったからこそ
不器用だったからこそ
愚直に
誠実に
歩んでくることができた道だとも感じております。

来年は73歳
生涯現役とは思っていませんが
仕事に対する情熱は未だ冷めやらずといった心境です。

過日、テレビ番組の情熱大陸で
同年の舞台俳優、市村正親さんが
「人生は胸躍る旅の途中」とおっしゃっていました。

円熟味…
真の意味で理解できるようになった今日この頃です。
来年もさらなる高みを目指して丁寧に歩んで行きたく存じます。

では、皆様良きお年をお迎えくださいませ。

年賀状は万年筆で書く

今年も残すところあと3週間。
設定した目標は達成しましたか?
あるいは、達成しそうでしょうか?

目標には、「達成目標」と「行動目標」があります。
私の今年の「行動目標」は『言葉を大切にする』でした。
年賀状にはこう書きました。

≫体は食べたものでつくられる
≫心は聞いた言葉でつくられる
≫未来は話した言葉でつくられる
≫良い言葉 良い感情を大切にして生きる
≫そんな2022年にしたいと思います

汚い言葉やきつい言葉を避けて言葉を選んでいくと
気持ちが穏やかになります。
そして、耳から聞こえる言葉や読む文章も選ぶことができるのです。
それを続けていくとストレスからは遠ざかることができます。

そんな言葉の大切さを実感した年でもありました。
年賀状に書いたことで意識を強く持つことができました。
つまり、今年の「行動目標」は達成できたと思います。

年賀状に自分の目標を書くことで、ヘルシーなプレッシャーを自分に課して
行動に繋げるという効果が期待できます。
自分の意志の力だけに頼らずひろく宣言する。

さあ来年はどんな目標にしようか…と思いを巡らしています。
みなさんはどんな目標をたてられますか?

そして、私は年賀状は万年筆で書きます。
新しいインクの書き心地を、万年筆または郵便局のCM風に撮ってみました。

https://youtu.be/4kTh9rWeBKQ

人生100年を楽しむため

一般社団法人KYOENの足立明美です。
今週のハッピーなお話から

先日、長男一家の棟上げがありました。

工事関係者が25名程、
「さて3時のおやつは何をしたらいいものか?」

お嫁ちゃんのアイデアで、
5歳と7歳の子どもたちの「大工さんへ感謝の気持ち」を伝える絵とメッセージをつけて、
段ボールにいっぱいのおやつを用意しました。

翌日、現場に様子を見に行った時の話です。

大工さんから
「お子さんからの感謝の気持ちを表した絵入りメッセージ、なんかグッときました。」
と、とてもにこやかな表情でお話しされて、
それを聞いていた私は、もっと「グッと」きました。

さて、
人生100年を楽しむために、みなさんは様々な工夫をされていることと思います。

そこで…どれだけ楽しく、無理なく働き続けるかを考え
今日の午後からは、仕事スト!!の日にしました。オフではなくストです。
仕事の思考を強制終了させて、ひたすら家事に専念。

いつも出来ていないところの掃除と、昨日届いた電気圧力鍋料理に挑戦。

「部屋はスッキリ!!」「料理は何をつくろうかと試行錯誤。これがまた楽しい!! 」
で…3日分くらいのメニューができました。

家事で気分転換。そして私の仕事「脳」は、きわめて健康になりました。
さっ、明日からまた頑張ろう!!っと。

「仕事もプライベートもバランスよく」で
健康と柔軟な脳を維持し「人生100年」を楽しみましょう!!

師走

初めまして。一般社団法人KYOEN、講師の川北麻紀と申します。

 

早いもので、今年もあと数日で師走です。

 

 冬の朝。吐く息が白いほど冷え込む日、

決まって母から掛けられた言葉があります。

 

「いってらしゃい。寒いからこけたら痛いよ~。気をつけや~」

 

「うん、わかってる~。行ってきまーす!」

と元気良く返した日に限って膝に擦り傷をつくって帰るのでした。

 

ちょうど1か月ほど前、そんな子どもの頃のやり取りを思い起こす出来事が…。

KYOENのミーティングへ向かう道すがら大転倒。

「あぁ、またやってしまった…」膝の傷を見ながら

「気をつけや~」という母の声が頭の中にこだましました。

 

師走に入ると何となく気忙しく身も心も走りがちですが、

そんな時こそゆっくり・じっくり・走らず・慌てず・(転ばず!)

一つひとつのことに丁寧に向き合っていきたいと思います。

プロローグ

初めまして
一般社団法人KYOEN、最年長の荒木真由美と申します。

嘗てある本に、作詞家でエッセイストでもあった
安井かずみさんが
『歳を重ねることはaging・・
つまり、ワインでいえば熟成すること
芳醇な味わいのワインになること』
と書かれていました。

私が大切にしている言葉の一つです。

齢(よわい)を重ねることで
深めることができる世界があり、
時を経ることで
豊かになるものがあるように思います。

霜月
野も山も秋色を深め、
初冬に移ろう季節に
ゆるやかに
届けたい想いや
伝えたい想いをこめて
ブログを始めます。

最近、ふと思うことがあります。
若気の至りで直截的に言っていた言葉や
平気で口にしていた言葉が
年齢を重ねることで躊躇われるようになり、
語彙の少ない多弁な会話を経て
ようやく、ほんの少し大和言葉を
上手につかえるようになれたのかしらと…

言葉の表現や伝えるときの言い方、
声の質、表情を磨き上げていくことは、
つまりは日々の生活の中で
感性豊かに内面を育み続けることと見つけたり…

私にとって一生かかって取り組む宿題です。

一生かかっても辿りつけない
それでいて苦痛に思わない宿題がある人生って幸せですね。

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